落語・漫才は好きなのだけど、普段はほとんど見ていない。
ので、正月は例年3日にやっているNHKの「東西寄席」をコタツでグダグダしながら観るのを楽しみにしています。
NHKも最近はゆるくなってきていて、「だいじょうぶか」と思えるような、結構きわどいネタも飛び出してきて面白い。
同時に芸人の方も「なんだかんだって、NHKだからな・・・」という意識がはたらくのか、程よく抑制が効いていて、そのバランス感が正月らしくて良い感じなのです。
特に高齢域に達したベテラン芸人さん――ケーシー高峰や大助・花子らは「まだまだ生きるでぇ~」と言わんばかりに、自分たちの老いや病も笑いのネタに。きっと彼らは、少なくとも舞台上では、相方の死・自分の最期さえも笑い飛ばしてしまうでしょう。
存在そのものを賭けて、でありながら軽やかに。
笑いと気合をいただき、これが終わるとお正月も、ああ堪能した。そろそろ仕事モードに移行するか・・・、という気分になれるのです。
今年気になったのは「漫才と家族」。
漫才は昔から家庭内手工業というか、家族でやる場合が多く、今でも夫婦、兄弟、従妹などでやっているコンビがいます。
それでふと、そろそろ親子漫才というのが出てきてもいいんじゃないかと思いました。
ツッコミ息子とボケ父ちゃん。ボケ娘とツッコミ母ちゃん。もっと飛んで、ジジ・ババ×孫でやっても面白いのではないかな。
また、いずれロボットとの漫才があってもいい。
故人となった名人の芸の録音データをアンドロイドのボディに入れて公演するということも実際行われているようです。
日本のAI・ロボット技術は芸能・芸術分野でもこれからどんどん活用されていくでしょう。
今年は久しぶりに寄席に足を運びたいなぁ。
2017・1・4 Wed
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