「おしん」「Gメン75」「赤い疑惑」「東京ラブストーリー」「ロングバケーション」・・・
一世代前、メイドインジャパンのテレビドラマはアジア各国で大人気を誇り、社会現象にまでなることも珍しくありませんでした。
しかし、2000年あたりを境にその勢いはどんどん衰えてきたようです。
以前は「文化交流」という美名のもとに各国間でコンテンツのやりとりがされることが多かったのですが、この10~15年で状況は大きく変わりました。
グローバル化が進み、インターネットで手軽にコンテンツを楽しめ、各国間の生活水準・文化水準の差が次第に小さくなってきた現在は、しっかりとビジネスマインドを持ち、市場におけるその作品の価値を見定めた上で売り買いする時代になっているのだと思います。
今後はそうした海外市場での販売も視野に入れてドラマ制作を行う必要性があるのかも知れません。
その際のドラマづくり・プロモーションのアイデア・ノウハウについて、どう考えるか。
というのが、ざっくり企画提案の内容。
補足すると、日本のドラマは当然、日本の視聴者に向けて、日本の文化・生活習慣をベースに作品を作っているので、内容を海外市場に合わせて作ることは難しいでしょう。
そして、昔のようにアジアの人たちが日本に憧れ、日本のドラマをキラキラ目で観たがる、という状況はこの先、もう訪れない。
それを売り方の工夫・ネットの活用などでどれだけカバーできるか?
しかし、もしかしてこれまで同様ドラマというパッケージで売ろう、という考え方がもうすでに違っているのかも・・・。
難しいけど、面白い時代になってきたと思います。
2016・10・25 TUE
コメントをお書きください