マッシモ・タヴィオ、月9で商売大繁盛

 

「マッシモ、月9デビュー」と店の前に堂々とポスターが。

 ご近所のマッシモさんでロケがあってから1ヵ月余り。

 今週17日から始まったフジTVの月9ドラマ「カインとアベル」の第1回でお店が登場しました。

 

 登場人物がめしを食いに来る1シーンくらいの出番かと思っていたら大間違い。

 不動産会社が新しい商業施設の入札コンペに勝つため、人気店舗の支店誘致に挑む、その社員(社長の息子でもある)HeySayJUMP!の山田涼介クンが説得のために足しげく通う、おまけにピッツァも食べる・・・という流れで、この回のメインストーリーにグイッと食い込んでいて、出番もてんこ盛りでした。

 しかもドラマでありながら、店名は実名。「マッシモ・タヴィオ」と連呼され、十分視聴者に伝わったと思います。

 

 ドラマ内のオーナーシェフは、ピッツァに対して愛情のかけらも感じられない、「こんな奴においしいピッツアが作れるの?」とツッコミを入れたくなるような嫌なやつだった。

 そのくせ、最後には山田クンの情熱にほだされ、彼の誘致の要請に応じ、山田クンの会社はコンペに勝つという予定調和の結末。どうも気に食わなかったなぁ。

 

 本物の大将のマッシモさんは、行列をさばく整理係のおっさん役でチラリと映った程度。ちょっとがっかりです。まぁ、ドラマだからしゃーないけど。

 

 いずれにしても、ずいぶん名前を売ったマッシモさん。

 今時は名前さえ憶えてもらえば、どこにあるとか、どんな店とか、よけいなことは言わなくても、勝手にみんながパパッと検索してホームページを見て、ご来店してくれます。

 ホームページちゃんと作っておかないとね。

 

 というわけで、月9効果・山田クン効果でお店はますます繁盛。これぞマーケティングの王道というべきでしょうか。

 でもまぁ、もともと繁盛店だし、品質がいいからこういう流れが引き寄せられるわけですが。

 

 商売上手と言いたいところだけど、当のマッシモさんは儲けようというより、こうした状況を余裕で楽しんでいるように見受けられます。

 いずれにせよ、おいしくてお店の雰囲気が良ければ、言うことなし。

 

 

 

2016・10・22 SAT