時折、自分の最期はロボットに看取られるのでないか、と感じることがある。
というのは、自分でそういう話を書いたことがあるからです。
ロボットの介護人は、心優しく、ユーモアと勇気にあふれています。
時には規則を破り、年寄りたちの収容施設を管理する、冷血で自堕落な人間たちと対立します。
そして年寄りらの最期を尊厳あるものにすべく命を懸けて管理者たちと闘う。そんなストーリー。
ソフトバンクがロボット「ペッパー君」を発表してから、なんだか急にロボットが身近になってきたような気がします。
ロボット技術の進化はここ10~20年の間、大いに取りざたされてきました。
それがいよいよブレイク。
こういうテクノロジーはいったん表に出ると、あっという間に普及します。
コンピュータの普及と同様、ロボットが社会に、ひとりひとりの人生に必要不可欠な存在になるのは、あっという間ではないかと思います。
いま、人の心にはロボットを求めるニーズが潜在しています。
介護、育児、エンタメ、アート……
「人間ならでは」と信じられているところこそ、素早く、深く食い込んでいきそうな気がするのです。
だいぶ遅れたけど、おそらくこの20~30年で手塚治虫先生が思い描いたアトム的未来がやってきます。
ロボットととの共存社会。嫌がる人もいっぱいいるだろうが、心の準備はしておいたほうがいいかも。
コメントをお書きください