世界のすべての物語は3幕構成となっています。
第1幕「設定」
第2幕「葛藤」
第3幕「解決」
第2幕「葛藤」はさらに前半と後半に分かれる。つまり全体を4つに分けて考えることができる。
人生にもこの構成が当てはまります。
たとえば生まれて死ぬまでを80年として考えてみましょう。
第1幕:0歳~20歳。
この世に生まれ、子供から思春期にかけて人間が出来上がる。望む・望まないに関わらず、この時期に経験し、肌に食い込んだすべてのことが後の人生で起こること・出会うもの、すべての伏線となる。そう設定されいます。
第2幕前半:21歳~40歳。
第1幕で創り上げた自分の人間性を活かして世界に立ち向かう。
一人で、あるいは仲間といっしょに勝ったり負けたり、成功したり挫折したりを繰り返す。
人を育てることも経験する。無我夢中で葛藤する。
第2幕後半:41歳~60歳。
第2幕前半の葛藤がさらに深く、時に非常に深刻なものとなる。
経験知が養われるのと引き換えに体力・美貌・情熱などは次第に衰え始める。
自分の限界をある程度知った上での葛藤は、前半のそれより苦しいかもしれない。
第3幕:61歳~80歳。
葛藤を克服した先に人生の謎を解き明かす鍵を見つける。
老いと闘いながらそれを掴む。
ここまでをクリアし、長大なエピローグを生きる人もいる。
いずれにしても、どんな物語も最終的な解決は「死」を意味している。
誰もその結末からは逃れられない。
こう考えると人生が面白く思えるのではないでしょうか。
でも一方で、明日も生きていると保証はどこにもありません。
エンディングは思いがけずやってくる。
それも覚悟して、悔いなく今を100%で生きられるだろうか―ー。
自分の人生のすべてを見られるのはエンディングのわずかな一瞬だけ。
それでも全体像を掴んでよりよく生きるためにはどうすればいいでしょうか?
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